京丹後袖志の棚田 夕景

京丹後市丹後町袖志。京都府の最北端であり、かつ近畿地方の最北端でもある経ヶ岬を含む地域で、京都縦貫道からも離れているため京都府の中でも京都市内から最も“遠い”場所と言える。
そんな袖志の海岸段丘には日本の棚田百選にも選ばれている棚田が広がっている。棚田越しには日本海。田んぼに水が入ってすぐの頃は棚田から海へインフィニティのような風景になる。
また、段丘から西の方角の海が見えるので、棚田越しの水平線に夕陽が沈むのを見ることができる。
天橋立、立岩、屏風岩など丹後半島には絶景ポイントが多いが、棚田から海へのインフィニティ、そして水を湛えた田んぼに夕空が鏡面反射する風景は、絶景中の絶景だ。

近隣の絶景ポイント
美しき柱状節理 立岩と虹色の波

美しき柱状節理 立岩と虹色の波

美しい海の風景が広がる「海の京都」丹後半島。日本三景のひとつ天橋立付近は多くの観光客でにぎわっているが、半島の北端部に位置する京丹後市丹後町まで来ると、あふれかえるような観光客と出会うことはほとんどなく、静かにその自然美を楽しむことができる。
その丹後町あたりは、山陰海岸ジオパークのほぼ東端でもあり、壮大な景観を見せてくれる場所がいくつもある。
そのうちのひとつが立岩。安山岩からなるこの立岩、とても美しい柱状節理で、高さは20メートル、周囲は約1キロにもおよぶ。
風の強い秋の日、波打ち際で砕けた波が虹を生み出しているのもまたとても美しかった。